地方の中小企業・事業者の利益を3倍にする経営コンサルタント本田信輔です。
農家の嫁の初めて商品開発・販路開拓。今回はその中でも特に大事な”どこで売るかよりも、誰に売るかを考える”。がテーマ。
初めての商品開発や販路開拓。
何から考えたら良いかわからない!と悩む方は多くいます。
頑張って作ったお米や野菜、加工品が売れて欲しいと思うのは誰も同じ。
6次産業化だって、農商工連携だって同じ。
だけど、売上アップできる人もいるし、そうでない人もいる。
上手な人は安売りから抜け出している。
もっと上手い人は、費用をかけずに売っている。
それは、直売でも、農家レストランでも変わりません。
その大きなキーワードが“誰に売るか”
ぜひ、参考にしてくださいね。
https://met-p.jp/local/収入25万から200万へ%E3%80%82山形の小さな農家が利益アッ/
1.多くの農家さんが間違える、どこで売るかと、誰に売るか。
農家さんの商品開発や、販路開拓の相談を受けた時、
「今、誰に売っていますか?」
と質問すると、
「産直で売ってます。」
とか
「道の駅で売ってます。」
とか
「ネットやウェブ、通販で売りたいと思ってます」
とか
「あそこの店で売ってもらってます。」
と答えられる方がほとんど。
そこで、同じ質問を繰り返すわけですね。
「そのお店で、誰に売っていますか」と。
そうなると、しどろもどろ・・・。
そのお店にきている人とか、道の駅だと観光客とか。
多くの農家さんが、自分の作る農作物や農産加工品が誰に買ってもらっているかよく知らない。考えていても、とても曖昧。
だから、美味しいものを作っていても、お客さんが買いたいと思わない。買いづらいとなってしまいます。
大事なのは“誰に売っているか”
このことを考えたり、知っている人は魅力的な商品が作れます。
お客さんの心を掴む販促物やPOP、キャッチコピーが作れます。
どこで売っているか? と 誰に売っているか?
この違いが、売れる人と売れていない人の差になっているのです。
2.まずは誰に売るか考えよう。そうすると売れる商品のヒントが見えてくる
地元の産直に置いてもらえると、わかっているのであれば、そこに来るお客さんのことを考えてみましょう。
=どんな人たちか?=
性別、年齢、家族の構成(一人暮らし、夫婦二人、家族、大家族など)、収入、住んでいる家の形態(一軒家、マンション、構想マンション)、その産直にはどのような交通手段で来るのか
どんな人たちかを考えることで、商品の大きさや容量が変わってきます。
少人数の家族なのに、大きな袋入りは売れませんね。小さな袋の方が買いやすい。
高層階のマンションに、10キロのお米袋を持って上がる。想像するだけで疲れてしまいますね。
それは交通手段も同じ、車で来ている人は荷物が多くてもオッケーですが、徒歩や自転車だったら。
同じ農産物や加工品でも、商品の規格(大きさ、容量、重さ)を考えることができます。
=どんな生活を送っているか=
生活で何を大事にしているのか、
子供に手がかかっている、年頃でご飯をたくさん食べる家、高齢の介護する人がいる、
美容や健康を大事にしている
どんな生活を送っている人かを考えると、商品価値の付け方や、価値の伝え方、表現を考えることができます。
子供に手がかかったり、介護する人がいるお客さんは、料理の手間や時間が省けた方がありがたい。そうすると、簡単に調理できるもの、半完成品などの商品が良いと思ってもらえます。売り場でも“美味しくて、簡単に調理できます!”などをキャッチコピーにして、伝えた方が買ってもらえます。
そのまま食べる農産加工品などは特にオススメ。
美容や健康、アンチエイジング、ダイエットなどを気にしている人には、わざわざ農産物を加工しなくても、今ある農産物の栄養価や成分、効用のことを調べて、伝えるだけでも買ってもらえますし、そういう方はちょっとくらい値段が高くても気になりません。
1個100円で売っていたものが、120円で売れる。
収入は今の1.2倍。
年収が400万円あったら、480万円に。
80万円もアップしますね!
=どんな悩みや願い・望みを持っているか=
今の食生活で何か不満や、要望を持っているか。
あまり包丁が得意ではないので、最初から細かく切れた野菜が欲しい。
健康の為に、煮物を食べたいが、一人暮らしでたくさんは作れない。作る手間が大変。
子供に、安心安全で、健康になるおやつを食べさせたい。アレルギーも気になる。
今は大丈夫だけど、将来の健康に不安がある。糖尿や高血圧などなど・・・・。
食べることで、美しくなりたい。
日々、生活を送っている中で気づくことです。
いつも台所に立って調理していたり、子育てしたり、買い物している農家のお嫁さん、主婦だからこそ気づける視点で商品や売り方を考える。
そうすると、他にはない独自性の高い商品を作ることができます。
いかがでしょうか。
ちょっと見方を変えるだけで、売れる商品のヒントはたくさんあるもの。
もしかしたら、わざわざ加工品を作らなくても、今の農産物自体で新しい収入や販路を作れるかもしれません。
女性だからこその視点も活かせますね!
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!!!
収入8倍!年間25万から200万への売上アップ!山形の小さな農家が利益アップで取り組んだ3つのこと。
菓子業界・食品業界のアフターコロナは「一人勝ちの時代」へ!中小企業者に取り組んでほしいこれからの対策
事例 年商1.8億円地方の洋菓子店が1300万の利益を上乗せ!利益3倍化を実現した1年間の取り組みを大公開!
=PR=






























